辛い家族関係の体験談インタビュー『よし』

ココトモメンバーインタビュー企画!
今回は「よし」さんに辛い家族関係の体験談を聞いてみました。

まずは自己紹介をお願いします

初めまして。よしと申します。

ご覧いただきありがとうございます。

ぼくはDVやいじめを経験して過ごしてきました。

ぼくの体験談で少しでも誰かの励みになってくれると願い、家族関係のお話をさせていただきます。

自己紹介

ぼくは40代。3兄弟の末っ子として産まれました。一番上の兄とは8歳年の差があり、従兄弟のお兄さん達はさらに年上で、親戚一同集まると40人を軽く越える大家族構成で育ちました。

歳の離れた兄弟や従兄弟たちと遊ぶ時はみそっかす!と仲間はずれにされたり、意見を言うとバカにされたり、全否定されたり、笑われたり、泣くまでイタズラを止めない遊びのオモチャにされていて、大人達はまた泣いたー!と笑いながら言っており幼い頃から孤独感を感じながら過ごしていました。

昭和時代だからでしょうか。父は威圧的で自分が正しいと子供たちの気持ちや意見を聞き入れることはなく、頭ごなしに全て否定し、何かあると”しつけ”という名目の暴力で抑えつけてきました。兄弟が暴力を受けているのを目の前で見て怯え萎縮していて、もちろんぼくも皮のベルトが鞭代わり。竹刀や木刀で殴られる”しつけ”をされていました。

痛かったなぁー。

そんな幼少期を過ごしてきて自分の意見を言えず内気に育ち、人の関わりが苦手になり、小学校では仲間はずれにされたり、いじめにあったりしていました。

 

家族関係が辛くなったきっかけを教えてください

思春期の頃は根暗な性格で、疎外感を感じ同級生とも馴染めず、ずっと孤独に過ごしていました。

高校は学区外で誰も知らない学校に入学し、なんとかやりすごしていたのだけど、やはり人間関係が拗れ、学校を休みがちになりました。

人との付き合い方がわからない

たまに学校に行ってみれば同級生とケンカになったり、担任からは「まだ辞めてなかったのか笑」と笑いながら言われ、存在を否定された気分になりか学校にも居場所が無いと感じ不登校になりました。

家では父から学校に行け!とまた暴力を受け反抗したものの何も理解されず、威圧的に押さえつけられ孤独感がさらに強くなり家にも居場所が無いと感じるようになってしまいました。

何も話を聞いてくれない。理解しようとしてくれない。居場所が無くなった孤独感に潰されそうになったときが辛く、苦しく、とても寂しかったです。

高校中退し、ひきこもりになり、自律神経が乱れ、パニック、不安、落ち着かない、幻聴も聞こえ、街ですれ違う全ての人がぼくの悪口を言っているように聴こえ、人と関わるのが怖くなっていきました。

 

 

一番辛かった時期にはどう気持ちを保っていましたか?

引きこもりから数ヶ月が経ち、なんとかバイトには行けるようになり、貯金して初めて買ったボロボロの中古のバイクが唯一心の支えで、バイクで走っているときは疎外感や孤独感を忘れられて、どこまでも行ける気がしていました。

夜ツーリング行って帰って寝て、どこかに出かける日々を過ごし、家に居る時間も少なくなってきた頃にはバイク仲間ができ、バイク仲間の家に転がりやっと居場所が出来たのかなと感じて嬉しかったです。

しかしそう長くは続かず、先輩後輩のような上下関係や縦社会が見えるようになり、幼い頃の兄弟や従兄弟達との記憶が重なり、また萎縮して心を閉じしてしまいました。

 

 

 

家族関係が改善した転機や出来事があれば教えてください

正直、今でも家庭はギクシャクしていますが、30代の時に出会った一人の存在に救われました。

その人はぼくの存在を肯定してくれて、「感受性が人より優れているだけ。痛みがわかるから優しいだけ」と声をかけてくれて寄り添ってくれました。そんなこと初めて言われたので嬉しかったです。

「考えること、悩むこと休憩しようよ」

この言葉で自分がどんな状況になっていたのか改めて知ることになり、ただただ肯定し、黙ってずっとそばに居続けていました。

「もう自分を許してあげなよ。認めてあげなよ。もう十分頑張ったよ。」

この言葉を投げかけられたときは今までの感情が溢れかえって漫画のワンピースみたいに涙も鼻水も垂れ流して号泣してしまいました。

初めて我慢しなくていいんだなと思えたのです。今まで蓋をしていた感情を少しずつ引き出し、小さな小さな成功体験を積み重ね、自分を認め少しずつ自信が持てるようになってきました。

環境が変われば自分も変われることを知りました。

現在は心理学を学び、出来ることを探しながら福祉関係の社会貢献をするようになりました。

ぼくを救ってくれたように誰かの励みになる存在になれたら嬉しいと思っています。

 

 

 

今、家族関係で辛い思いをしている人へ

ここまで読んでくれた方に伝えたい言葉は、環境が変わればあなたも変われる。孤独を感じているならばもう一人じゃないんだよと言いたいです。

どこにも居場所が無かったらココトモを居場所にすれば良いとおもいます。

家庭環境や人間関係で悩み苦しんでいる状況でこれを見つけてくれて感謝いたします。

どうもありがとうᵕ̈

ココトモがあなたの環境を変えるきっかけになることと信じています。

 

少しでも気持ちが軽くなった。励みになったと感じてくれた方はアクションしていただけると励みになります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました🌿.∘

ご自愛ください。

よし

https://kokotomo.com/user/000000099019

――インタビューは以上です。
貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

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